はじめに
今年は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で旅行や他府県への移動、外出の自粛をしている人が多いのではないでしょうか。
その中で、政府が新型コロナウイルス感染拡大の影響で落ち込んだ、旅行・飲食・イベントなどの需要喚起を目的とした「Go To キャンペーン」を発表し、7月22日から「Go To トラベルキャンペーン」がスタートしました。
そこで今回は、週末の過ごし方に焦点を当て、現在の旅行・外出の状況や意識について調査いたしました。
調査対象:20~60代男女 合計2,000名
調査期間:2020年9月28日(前回:2020年9月1日)
休日の過ごし方は『どこにも出かけていない』が65%!
今回調査した項目のうち、2020年9月26日と27日の土日について、外出をしたかどうかについてみてみると、『どこにも出かけていない』と答えた人が最も多く64.6%であり、『出かけたが、宿泊はしていない』と答えた人は32.0%、『宿泊を伴う外出をした』人は3.5%にとどまる結果となりました。年代別にみると、若い世代ほど外出した方が増加していました。
また、外出した人が実際にしたことで最も多かったのは、『外食に出かけた(日常的に行っている店をのぞく)(21.2%)』であり、外出した場所は『住んでいる市町村内(43.9%)』、出かけた際の主な交通手段は『自家用車(59.7%)』が最も多く、このことから、3人に2人は巣ごもりをしており、外出をする場合は、車を使用し、なるべく近場に行く人が多く、コロナウイルス感染症の感染拡大によって、休日の過ごし方でも他人との接触を避ける行動を多くの人が取っていることが明らかとなりました。
旅行先で、58%が『新型コロナへの感染』に不安を感じている!
旅行やお出かけに関して、不安に感じることを聞いたところ、『新型コロナなどに感染しないか(57.5%)』が圧倒的に多く、次いで、『新型コロナの感染拡大につながらないか(34.8%)』、『感染防止対策がされているか(28.6%)』と続きました。
前回実施時と比べてみると、「訪問先に歓迎されない(嫌がられる)のではないか」が4.3%、「新型コロナなどに感染しないか」が3.9%減少した一方、「不安なことはなにもない」が4.2%、「新型コロナの感染拡大につながらないか」が1.5%増加する結果となりました。
今回の調査結果のまとめ
今回の調査結果からは、新型コロナウイルス感染拡大によって、3人に2人は休日に出かけないことが明らかとなった一方、外出をしている人は、住んでいる市町村内や隣接している市町村など近場で、自分ひとり、もしくは2人で外出している人が多いことから、新型コロナウイルスの感染を意識して外出をしていることがうかがえる結果となりました。
また、約一か月前に実施した同内容のアンケートの結果と比べると、外出や宿泊を伴う外出が若干ではあるが増加し、また、新型コロナウイルスの感染への不安や、訪問先から嫌がられる不安などが減少しており、一か月前より新型コロナウイルスによる外出の不安が減少し、外出する人の増加が見られる結果となりました。